缶コーヒー

詰まったときの打開策はなんだかんだで缶コーヒーだ。自販機で自ら選んだ、ガシャコンと出てくる冷えたスチール缶。これが何故か精神を安定させ前向きにしてくれる。飲んでみると舌がバカだからなのかも分からないが、どれもが全部同じような味がする。これがまた良い。無駄なものばかりのようで至ってシンプルというような、嗜好品なんだが、こんなだし許してちょ、と言えそうな感じというか。

最近の娯楽はあれこれ見た目を豪奢にしすぎだと感じる。中味が追いついてないし、飾っている分中味が貧しいと悲壮感が増す。じゃあ外身を軽くすればするほど良いのかっていうとそうも思えない。アルミ缶は薄っぺらくて、中味もそんな風に感じるからね。スチールが一番バランスがいい。あとおにぎりのビニール、あれもバランスが良い。成分表を破くところは最高の仕様だと思う。て、書いててこいつは貧乏人の感性の持ち主だなとか感じたね。でもこれが自分の中身なワケだから、これを大事に外見を作っていきたいとか考えた。そんな感じ。